「アンデルセンおやゆび姫」に学ぶ人生の選択方法
◆ 「アンデルセンおやゆび姫」に学ぶ人生の選択方法
こんにちは、月乃です。
久しぶりにアンデルセンのおやゆび姫を読む機会がありました。
子供の頃は、気づかなかった「しあわせ魔法」が盛りだくさん詰め込まれていました。
おやゆび姫の「しあわせ魔法」のテーマは自分の人生の選択肢です。
ざっと物語をおはなし致します。
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昔あるところに子供のいない夫婦がいました。
夫婦は魔法使いにお願いして、花の種をもらいました。
花咲くとおやゆび程の可愛い女の子がいました。
女の子はおやゆび姫と名付けられ大切にされました。
ある日、家族が寝静まっている夜中にカエルに誘拐されます。
そして、カエルの息子と結婚させようと池の睡蓮の葉の上に隔離されていまします。
魚たちの手助けで逃げることができました。
しかし、今度はコガネムシに「かわいい娘だな。僕のお嫁さんにしよう」と誘拐されます。
コガネムシは自分のお嫁さんにしようとしましたが、仲間に「そんな娘はやめたほうがいい」と言われました。
それで、おやゆび姫を森の中に置き去りにしました。
しばらくは、森で暮らしましたが冬が来て凍えそうなところをネズミのおばあさんに助けられます。
ネズミのおばあさんは親切でした。
そんな暮らしの中で、傷をおったツバメを助けます。
ツバメは一緒に南へ行こうと誘いますが、ネズミのおばあさんを置いていくのは忍びなく断ります。
しばらくすると隣に住むモグラがおやゆび姫に求婚しました。
ネズミのおばあさんは「それが一番いい」とモグラの申し込みを勝手に受け入れました。
おやゆび姫は、モグラとの結婚を仕方がなく受け入れていました。
そんなところに以前助けてあげたツバメが戻ってきました。
「あなたは、本当に好きな人と結婚した方が良いのです。
それがお互いに一番しあわせなことなのです」
と言いました。
おやゆび姫は、ツバメの背中に乗って花の妖精の国に行きました。
そして、妖精の国の王子さまと恋に落ち結婚しました。
めであし、めでたし。
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さて、このお話しで重要な部分は「おやゆび姫が自分の意志で選択していなかった」ことです。
世の中には、詐欺のような悪人は別として、そんなに悪い人はいません。
しかし、人はみな自分が想うように人をコントトールしようとしています。
これは、本人も気づいていないことが多いです。
なので、こどもに苦労させないようにと勝手な思い込みを押し付けようとします。
そして想うようにならないと不機嫌になります。
おやゆび姫を誘拐したカエルのお母さんもそうです。
おやゆび姫の意志はもちろん、息子の意見も考えていません。
コガネムシも自分では『おやゆび姫をお嫁さんにしたい』と思いながらも、仲間に反対されてあきらめてしまいました。
これも、自分の人生の選択肢を放棄しているようなものです。
おやゆび姫はツバメの言葉
「あなたは、本当に好きな人と結婚したほうが良いです。
それがお互いに一番しあわせなことなのです」
によって、自分の人生を選択することができたのです。
あなたは『自分の人生を自分で選んでいない』と感じていますか?
もしかしたら、あなたの人生は他の誰かの思惑で混乱しているのかもしれません。