こんな魔女にはならないで欲しい
こんにちは、月乃です。
先日TVで放送された「塔の上のラプンツェル」を観ました。
お子様をお持ちの方は映画館やDVDで何度も観られたことでしょうね。
私は、録画したものを空いた時間にブツブツで観たので、感想が間違っているかもしれません。
ちょっとストーリーに疑問を持ちました。
魔女に育てられたラプンツェルは、魔女を自分の母親だと信じていました。
でも、魔女は自分をお城から連れ去ったのだと気づき、魔女に怒りを感じたのです。
私としては、今までで母親と信じていた人が、赤ちゃんだった自分をお城から連れ去った魔女だと気づいた部分のこころの葛藤を描いて欲しかったです。
日本には「生みの親より育ての親」ということわざがあります。
これは、生んでくれただけの親よりも、長い間苦労して育てて一人前にしてくれた生みの親より育ての親(義父母)のほうに、愛情や恩義を感じるのが人情というものだという意味です。
魔女は自分の若さを維持する為にラプンツェルの魔法を利用して育てました。
塔に閉じ込めていたものの、虐待するわけではなく、魔女なりに優しく育てていたように感じました。
私は、少し魔女に同情しました。
実は、この魔女のようなお母さんは世の中に沢山いるのです。
自分が望む世界だけ(進学・就職・結婚など)を子供に許可し、子供が望む方向は『あなたの為に良くない』と許さない母親です。
子供が新しい世界へ飛び立ちたいと言った時、どの親も心配でなりません。
その道のあらゆる不幸な出来事をイメージして、自分が安全と思える道をなんとして歩ませたいと思うものです。
しかし、このような場合は、ご自分の胸に問うことが大切です。
『自分は、こどもの資質を理解しているだろうか?』
『自分は子供をつかって自分の願望やコンプレックスを満足させようとしていないか?』
この二つのことをよく考えて下さい。
例えば学歴にコンプレックスを抱いている親は、子供の資質を考えないで一流大学入学を目的にした教育ママになりやすいです。
自分が叶えられなかった夢を子供に対してマインドコントロールして選択するように仕向けるなど(お稽古ごとの無理強いなど)
将来子供が幸せな未来を生きる為には“こどもの資質の良い面を伸ばしてあげる”ことが重要なのです”
どうか塔の上のラプンツェルの魔女にならないで下さい。