アダルトチルドレン(AC)のお勉強をしましょう。
今日は、アダルトチルドレン(AC)のお勉強をしましょう。
ACというのは病名ではありません。
また、ACかどうかということは他人に判断されるものではなく、自分で判断するものということになっています。
ACは大まかにACODとACOAと分けられています。
ACOD・・・Adult Children of Dysfunctional Family「機能不全家族に育って大人になった人」のことをいいます。
「機能不全家族」とは、本来の家族としての機能からいちじるしく働いていない家族を言います。
たとえば、虐待・育児放棄・親の嗜癖・嫁姑の確執などさまざまです。
ACOA・・・Adult Children of Alocoholic「アルコール依存症者の親を持って成人した人」または「酒害家庭で育って大人になった人」のことをいいます。
どちらの家庭で育った子供も、十分に甘えたり、のびのびと遊ぶ機会が与えられないことが多いです。
家族の喧嘩に巻き込まれたり、自分のことは後回しにされたり、家庭内の緊張を感じ取り「いい子」や「悪い子」を演じ家族の問題を見えなくさせる役目を果たしていることもあります。
ACは、家庭で生き延びる為に、努力を重ね仮面を身につけました。
このように5つ分けることはできます。
◆ヒーロータイプ(家族の期待を一心に背負ったタイプ)
・いつもしっかりと褒められる努力をした。
・責任感が以上につよく自分に厳しい。
・周囲のまとめ役を引き受ける。
◆身代わりタイプ(家族の問題を行動化するタイプ)
・親や教師に反抗する
・怒りを相手にぶつける
・ちょっとしたことで関係が崩れる
◆いなくなった子(存在しないふりをした)
・家庭や学校で目立たないようにした。
・自分はいなくてもよい存在だと感じる。
・自分を表現したり意見を主張するのが苦手。
◆道化師(おどけた仮面をかぶっている)
・明るくて軽いのりである
・落ち着きのない子供と言われた
・場が気まずいと異常に不安になる
◆世話役(親や兄弟の面倒をみる)
・自分が何をしたいのか分からない
・自分のことより他人の都合を優先する
・相手の気持ちが敏感に分かる
これらのタイプは固定されるものではなく、幾つか重ね持ったり、入れ替わったりします。
『もしかしたらACかも』と想っている貴女が自分をふりかえる材料にしてくださいね。