夢の足かせになるもの
こんにちは、スピリチュアル心理カウンセラー月乃です。
「あなたには夢を叶える力があります」
そう聞いたら、あなたはどう思いますか?
「夢なんて子供のころの幻想だよ。理想と現実は違うよ」と答えるでしょうか?
もし、ほんのわずかでもそのように考えていたら、あなたは夢を叶えることは出来ないでしょう。
聖書に以下のような言葉があります。
「よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいること はできないであろう。この幼な子のように自分を低くする者が、天国でいちばん偉い のである。」
私はクリスチャンではありませんし、宗教にも中立的立場(否定も肯定もしない)をとっています。
ただライフワークとして「しあわせ」を研究する者です。
私の天国の解釈として「自分の才能を活かし人生を幸せにエンジョイする」ことと捉えます。
ですから、この聖書の言葉は「自分の才能を活かし人生を幸せにエンジョイする為には、幼子のようになり、幼子のように自分を低くすること」であると受け取ります。
先日TVで京都大学霊長類研究所の大変興味深いドキュメンタリーを観ました。
研究所では、沢山のチンパンジーの中でアイとアユムの親子チンパンジーが暮らしています。
アイとアユムは文字や色、数字を理解します。
アユムは1~19までの数字の順番を覚えました。
その数字を使って実験が行われました。
PCの画面に7個の数字をランダムに表示し、わずか0.21秒で自動的に数字を隠します。
それでも正確に数字の順番に画面をタッチすることができました。
アユム以外のチンパンジーも数字を一瞬で記憶することができるそうです。
これを大人の人間であるアナウンサーが挑戦しましたが、ほとんどできませんでした。
チンパンジーは記憶力で人をしのぐ一面があるのです。
研究所ではチンパンジーを「一匹」と数えるのではなくて「一人」と数えるそうです。
このような研究ができるのも、チンパンジーと人間との間に信頼関係があるからだそうです。
さて、この実験は人間の大人ではクリアーすることができませんでしたが、小学生~中学生であればクリアーできました。
面白いことに中学生がクリアー継続中に周りが「頑張って~!」と応援したとたんにクリアーすることが出来なくなりました。
その原因は、周りを意識して「もっと良い成績を出さなきゃ」とか「もっと立派に見られたい」といった心理が働いたからだそうです。
子供の頃は、純粋に何かにチャレンジできたのに、成長すると「周りの目が気になり出します」
「自分を良く見せたい」「周りに認められたい」そういった想いが自分の潜在的能力を発揮する足かせ(邪魔になるもの)になることが分かります。
あなたは、幼い頃のように純粋にチャレンジしているのでしょうか?
もし、本心からのチャレンジでなく、周りに認められたいと思って行っていたとしたら、クリアーする可能性はグッと低くなることでしょう。